美白化粧品を購入したいと思った時、何を見て判断しますか?
ブログやSNSでは美白化粧品ではないコスメが美白化粧品と紹介されているのを見かけます。
悪意はないでしょうが、勘違いして購入するのは勿体ないですよね。
今回は美白化粧品の見分け方について解説します。
「この美白コスメどう?」と聞かれた化粧品が美白化粧品ではないパターン過去に何度もあったわ!
美白化粧品の見分け方
美白化粧品は美白有効成分が配合された医薬部外品のことをいいます。
よって、美白化粧品を見分ける際は以下の二点を見てみましょう。
- 化粧箱やボトルなどに「医薬部外品」「薬用」と表示されているか
- 「有効成分:〇〇」と表記された〇〇に美白有効成分が表示されているか
美白と訴求できるのは、医薬部外品(薬用化粧品)だけです。
医薬部外品や薬用とパッケージに記載されていればその商品は医薬部外品になります。
また、医薬部外品といっても、全ての商品に美白有効成分が配合されているわけではありません。
美白有効成分が配合されていなければ美白化粧品ではないので、美白有効成分が配合を確認しましょう。
この二点が確認できれば、美白化粧品だと思って間違いないでしょう。
今まで遭遇した美白化粧品もどき
多くの美白化粧品を確認していると、時折美白化粧品もどきの商品に遭遇します。
特にインターネット販売の商品ページに多いのが、美白成分を配合した医薬部外品ではない化粧品が「美白」と訴求しているパターンです。
美白成分は厚生労働省の認可を受けていないので、美白と訴求することは認められていません。
仮に美白効果があったとしても効果があるとは言えませんし、美白成分が配合されていたとしても配合濃度により美肌サポート力は全く異なります。
美白化粧品と美白成分配合化粧品の違い
化粧品の分類で販売されている美白成分を配合した商品は、メーカーの判断で販売されています。
一方、美白化粧品は厚生労働省の認可を受けた美白有効成分を規定量配合することが条件となっており、自由に製品の処方を変更できません。
このことから、美白化粧品より美白効果がある化粧品は存在する可能性があります。
しかし、美白効果があったとしても「美白」とは訴求出来ないのが法律で決まっているので美白化粧品ではないというのが正しい考え方です。
勘違いしやすい美白有効成分ではない成分とは?
美白のイメージが強い成分が配合されていると美白化粧品だと勘違いしがちです。
具体例で挙げると、「ハイドロキノン」は美白有効成分ではありません。
「ハイドロキノン=美白」「ハイドロキノン=シミ消し」などイメージしている方は驚くかもしれませんが、ハイドロキノンは広告で美白と訴求出来ない成分です。
美容皮膚科や美容クリニックのホームページや医師がよく美白材と記載しているので、美容をある程度勉強している方であればハイドロキノンが美白に役立つ成分であることはご存じだと思います。
間違えてはいけないのは、ハイドロキノンは美白に役立つ成分ではあるが、美白を訴求出来ないという点です。
ややこしい話ですが、美容クリニックのホームページで記載できる内容と、化粧品会社が広告できる内容は異なりますし、薬機法上、美白成分と美白有効成分が分けられている点にも注意が必要です。
美白有効成分:医薬部外品の主剤として有効性が認められた成分
美白成分:医薬部外品の主剤として有効性が認められていない成分
実際、美容サイトや美容ブログ、インフルエンサーが発信する情報は美白成分と美白有効成分がごっちゃになっている事も多く、この点を理解している人は少ないです。
参考にする場合は注意しましょう。
まとめ
- 美白化粧品は美白有効成分が配合された医薬部外品のこと
- 美白と訴求できるのは、医薬部外品(薬用化粧品)だけ
- 美白化粧品より美白効果がある化粧品は存在する可能性がある
商品選びの際に美白化粧品の美容豆知識を思い出してくださいね♪