ヒルドイドを美容目的で使いたい人は多いのではないでしょうか。
しかし、ヒルドイドは美容目的での処方が認められておらず、医師にも適切な処方をするように指導が入っているため病院で処方されるのは難しいでしょう。
病院で処方を受けることは難しいですが、ヒルドイドと同じ有効成分「ヘパリン類似物質」が配合された市販品は数多く販売されています。
市販品の中から肌に合う商品が見つけ出すのは大変な作業ですが、使ってみない事には始まりません。
BINIMUM編集部では美容の実験として、ヘパリン類似物質配合の化粧水を試してみました。
今回は、試した商品の一つである「さいき治療ローション」の感想をご紹介します。
今回は、美ニマムさん向けの情報です! タイプ診断がまだの方は下の記事をご覧ください♪
【Saiki】さいき治療ローションはどんなもの?
小林製薬株式会社が発売元&製造販売元の化粧水タイプの第2類医薬品です。
つらい乾燥荒れ肌の治療薬として販売されています。
乾燥荒れ肌とは、「つっぱり感、赤み、ヒリヒリ感のある肌」のことです。
さいきのコンセプトはこちら↓
~再び活きる肌へ~
「さいき Saiki」は、乾燥して乱れた肌構造を奥底から立て直し、水分保持力の高い“健やかな肌”の基礎をつくります。
小林製薬株式会社ホームページより抜粋
ヘパリン類似物質が配合されている意味
なかなか治らない乾燥肌の原因は、肌内部の構造が乱れていること。
肌内部の乱れた構造を基礎レベルから立て直し、正常な肌状態にするために、ヘパリン類似物質が配合されています。
さいき治療ローションの凄い点
さいき治療ローションを実際に使用してみて感じた凄い点はこちらです。
①医薬品だけど使用感が良い
医薬品の中にはベタベタしたり使用感が良くない物がありますが、さいき治療ローションは保湿化粧水のような感覚で使用出来ました!
若干ペタペタしますが、肌と肌が吸い付くようなべたつきはありません。
②適度な保湿感を感じる
とろみのある化粧水のようなテクスチャーで、グリセリンや油分が適度に配合されているため保湿感を感じました。
処方薬のヘパリン類似物質ローション0.3%「YD」やビーソフテンローションより保湿感が高いと思いました。
③エタノールフリー
エタノールが配合されていないので、エタノールで肌荒れしやすい方でも使いやすい!
エタノールで肌荒れした経験があるのでエタノール高配合の物は苦手(涙)
④抗炎症成分が配合されている
ヘパリン類似物質の処方薬は抗炎症成分が配合されていません。
抗炎症成分は、肌の炎症を抑えたり、荒れた皮膚組織の修復に役立つので肌荒れ時は抗炎症成分配合の方が良い場合もあります。
⑤浸透感
肌への浸透は早くありませんが、じっくり染み込んでいくような感覚があります。
アルコールフリーなので、すーっと馴染む感じはありません。
⑥意外と安い
医薬品の治療薬なので高そうなイメージがありますが、「30g・950円 / 100g・2,400円」とプチプラコスメ並みの価格です。
⑦ドラッグストアで購入出来る
ドラッグストアで販売されていて、第1類医薬品ではないので薬剤師さんがいない時間帯でも購入出来ます。
肌荒れが急に酷くなった時にすぐ購入出来るのは有難いです!
使用時に注意することはある?
さいき治療ローションは化粧品ではなく医薬品です。
そのため使用してはいけない人も存在します。
使う前にご自身で使用NGに該当しないか確認することをおすすめします。
——次の人は使用NGです——
- 出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)の人
- わずかな出血でも重大な結果をきたすことが予想される人(血液凝固抑制作用を有し出血を助長するおそれがある)
まとめ
乾燥による肌荒れが酷い時に使いたい商品だと思いました。
医薬品なので長期使用は出来ませんが、肌の状態が良くなったら医薬品部外品のヘパリン類似物質配合化粧水に変更するなど、うまく使い分けると良いと思います!
ドラッグストアで購入できるので美ニマムさん向け情報にしましたが、どの美容タイプの方でも知っていて損のない情報だと思います。
近くに店舗がない方はメーカーが紹介しているWEBサイトから購入すると良いと思います。
医薬品だからといって、万人の肌に合うわけではない点は注意してくださいね。